子供は母親の事を無条件に許していた。

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    多くの子供にとって、
    最初に出会う社会は、母親であると思います。

    母親の影響というものを、思いだす時もあります。

    以下は、最近、思いだした感覚です。


    ____



    現在を生きる多くの母親が
    そうであったのと同じように、

    私の母も、また、
    余裕がない状態で、私を産んだと思います。


    父のことは、
    お金と時間と人に対して、
    とてもルーズだったときいています。
    (まだ父の事はたぶん整理できていないので省きます)


    多くの子供がそうであるように、
    私は母が大好きでした。


    母は美しくて、
    とてもよく働いて、
    何でも出来るように思いました。



    「子供がいると、何もできない」
    「手がボロボロになった」

    という、何気ない言葉をきいていました。

    私は、自分の存在を、疎ましく思うようになりました。


    手伝おうとして、失敗し、
    人と話そうとして、失敗し、
    ものごころついた頃から、失敗の連続だと思っていました。

    風邪をひいてしまい、なんて、ダメな子なんだろう。
    保育士さんに「美穂ちゃんは言葉が遅いんですよね…」と言われ、
    母を困らせるなんて、私はなんてダメな子だろう。


    それ以外にも、たくさん要因はあったのですが、


    私は母にとって、邪魔な存在であり、
    役に立たない存在であり、
    母を苦しませた父親そっくりの存在であり、
    そんな私は、どうして、生きているんだろうと思うようになりました。


    私がどこから来たのかは、人生の謎であり、
    でも、言葉が遅かったので、上手く人に質問はできませんでした。


    そんな私ですが、

    私は、とても母を愛していると感じた事を、
    自主トレーニングの中で、改めて思い出しました。


    思いだした景色は、古い一軒家で。

    ずっと働き続けて、
    自分を、何気なく、「ぼろ雑巾のようだ」と、
    何気なく言う母の声と、景色を思い出したのです。

    思えば、
    私はその言葉をきいたときから、
    美しいものより、
    汚れたものを愛するようになったのかもしれません。


    双子のぬいぐるみの、
    きれいな「きれちゃん」より、
    よごれた「よごれちゃん」が好きでした。


    私がいつも、汚れたものや、壊れたものを、捨てられないのも、
    私の身体が、無意識で、母親の言葉を重ねて、
    汚れたものを捨てる事は、
    母を捨てる事のようだと感じているからだと気付きました。


    その無意識から解放された時に、
    私の部屋は、さらに片付くようになったのですが、
    それはまた別の話で。



    改めて、私は母親の事を、
    無条件に愛していて、
    無条件に許していて、
    そして、産まれた事を、思いだしたのです。



    もしかして、母は、
    後悔している事があるのかもしれません。


    「あのときは、余裕がなかった」と、
    感じているかもしれません。


    今でも、よく働き、経営センスがあり、
    猫が好きで、美しくて、
    情が深くて、少し心配症の母です。



    テレビに出ている美しいと言われる人より、
    私は、誰より母が美しいと思います。
    (私が、化粧に一切興味がない理由は、母の影響かもしれません)



    母には、あんまり後悔しないで欲しいと思っています。


    私が出来が悪かったときに、
    「自分のせいだろうか」と、
    思わないでも良いんじゃないかと思うのです。


    他の人はどうか知りませんが、
    少なくとも私は、
    自分で、母のもとに産まれると決めたのだと思います。


    私自身は、
    私の人生を、パーフェクトで素晴らしい人生だと思っていて、
    (ただ、もっと長く生きて、学びたい事はありますが)

    母のもとで産まれた事は、やっぱり素晴らしい事だったと、
    今までも、今も、思っているのです。
    これからも、思うのでしょう。


    この世界で、
    母と出会えた事は、
    私にとってとても嬉しい事です。


    私たちは、いつ死ぬのか、選べない事もあるかもしれませんが、
    母には、楽しく生きていてもらいたいなぁと思っています。



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    福岡の劇団ミクロドロップの代表です。

    「からだとこころの扱い方」の探求をしています。


    このブログでは、
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