彼女がリストカットをするホントの理由。

0
    「だって、あなたは、
    退屈よりも、不幸の方が好きでしょう?」

    (過去公演「タイプ。」より)



    中枢神経に関する
    一つの仮説があるようです。

    「中枢神経が働かない人は、
    刺激を求める」って。


    その刺激とは何か。

    それは、

    「痛み」


    以下は、
    とある女性の体験です。


    悲しい事があるわけではなく、
    彼女は、ただ、
    リストカットをしていました。


    手首にピリっとした冷たさが走ると、
    「生きている」ような気がしたのです。


    「どうして、

    私は痛みを求めるんだろう?」


    最初はちょっとした好奇心から、
    そんな疑問を解き明かす旅に
    出る事にしてみました。


    その旅の途中で、
    この世界を生きるための、
    様々な「地図」を手に入れました。



    最初に手に入れた地図は
    「精神分析の地図」


    「過去、何か悲しい事があったに違いない」

    「例えば、父親に虐待されていて、
    暴力を愛と認識するようになった、とか」


    そう言われると、そんな気がしたので、
    過去を掘り起こしてみる。



    次に手に入れた地図は、
    「脳科学の地図」

    神経伝達物質が
    ありすぎたり、
    足りなさすぎたり、

    または、中枢神経の働きが
    弱いことによって、
    行動の不具合がおこる、という仮説。



    専門家と呼ばれる人は、
    「生まれつきだから治らない。
    付き合っていくしかない」と言う。


    このあたりでいったん、
    ほっとして諦めたのだけど、

    まだ、旅を続けてみる。


    その次に、
    彼女が出会った地図は、

    「私たちは食べたもので作られる」

    という地図。


    まずは、
    今まで食べたものの解毒を
    してみるという説をもとに、

    肝臓に蓄積されたものを
    のぞいていくという作業をしていく。

    次に、栄養補給。
    口に入れるものを選び、
    口に入れないものを選ぶ。


    その後しばらくして、

    彼女の見ている世界は、
    一気に変わってしまいました。

    味覚が鋭くなって、
    食べ物の好みが変わり、
    色が分かるようになって、
    音がよく聴こえるようになって、
    人の表情がよく見えるようになりました。


    空の青さに驚きました。
    花の美しさに涙しました。

    ずっとそばにあったのに、
    気付かなかった美しさに気付く事ができました。

    自然の音をきくだけで、
    満たされる感覚がありました。

    ですから、

    何気ない日常を、
    「退屈」だと感じなくなりました。


    ・・・

    「リストカットする理由」

    それは、
    様々な解釈があると思います。


    ここでは、
    「ひとつの地図が正しい」とか、
    「正しくない」とか、
    言うつもりはないのです。



    ひとつの地図だけでは、
    得られない解釈がそこにあり、


    無数の解釈の向こう側には、
    見た事もない世界が
    広がっている。

    そんなことを思うのです。



    アイデンティティーとは、
    何て曖昧なものかと感じます。


    過去の物語のひとつひとつは、
    自分のようで、
    自分ではない。

    自分ではないようで、
    自分でもある。


    その手首の傷が、
    すっかり消えた頃、

    わたしは、


    新しい旅に出る事にしたのです。


    はるかな向こう
    過去公演「ハルカナ」より。

    死ぬ時に後悔する事。そんなわけで、ブログ書いています。

    0
      「死ぬ時に後悔すること」って、
      なんだろう、と思っていました。
       

      2015年8月までの私は、

       
      ストイックなほど健康に気をつけ、
      楽しく気持ちよく過ごし、
      おいしいものを食べ、
      毎日遊んで暮らしていましたから、


      「後悔するとしたら、何だろう」
      と思っていました。



      そして、その時が、私に訪れた、と、
      感じた時がありました。


      8月中旬の、5日間、
      眠れず、水も飲めず、呼吸も苦しい状態で、過ごしました。
      いま生きているのがウソのような、日々でした。


      8月19日、いよいよ、覚悟を決めたとき、
      枯れた涙をしぼりだし、
      こんな事を後悔しました。



      「もっと正直にみんなと向き合いたかった」
      って。



      「もし、もしも、
      この人生に続きがあるのなら。
      みんなに、正直に、いろんな話をする」

      とも思いました。



      その日のうちに、
      奇跡的に症状がおさまり、


      その後も、
      本当に、様々な方に、
      色んな解釈をもって、
      助けていただきました。


      この症状を越えたとき、


      なんだか、自分の中で、
      腑に落ちる事がたくさんあって、
      縁とタイミングも、たくさんあって、


      いままでやってきたことや、
      これからやっていくことを、
      社会に落としていこうとおもいました。



      そう思っていると、
      縁があって、
      ブログを毎日書こうと思ったのが、
      10月末のことでした。


      まいにち、まいにち、

      なにか書いて、
      発信することにしたのです。




      分かりにくかったりしないかな。

      きみに、ちゃんと、届くかな。

      そして、私は正直に向き合えているかな。




      そんな事を思いながら、
      身体と呼吸をゆるやかにして、
      降りてきた言葉たちを、
      落としています。




      「ミクロドロップ」の劇団名は、

      「未来」の
      「路」に、

      「小さな」
      「ひとしずく」の
      「記憶」を落とす。


      という意味が、
      こめられています。


      この劇団名をつけたときの
      2008年の私は、

      自堕落な生活をしていて、

      未来につながることは、
      あんまり出来ていませんでした。


      「なんとなく」
      「ひらめいて」つけた劇団名に、


      取材のときに、
      「なんとなく」
      「ひらめいて」答えた意味でした。




      でも、
      2008年の私は気づいていなくても、
      2015年の私につながるなんらかの行動を、

      「ひらめき」という形で、
      落としたんだと、今は思っているんです。



      そんなわけで、ひとしずくの記憶、
      毎日、少しずつ落としていきたいとおもいます。
      今日で17日目のブログです(*^^)v




      9月ごろの写真。
      元気を報告したかったので、撮っていました(^^)/

      ビフォーアフターもいいけど、昔の自分に優しくしてもいいよね。

      0
        音楽会で
        披露する曲を、
        練習していました。

        2003年ごろ劇中でつかった、
        懐かしい曲です。

        いろいろな事が、
        すっかり変わりましたが、

        むかしのことも、
        懐かしく思います。


        2015年の私は、
        ストイック食生活実践者で、
        美容健康業種の方とも、
        縁がいろいろあります。


        美容健康業種のかたの一部には、
        昔の自分を卑下する方も、いる気がします。


        びふぉー・あふたーを、
        自分を卑下するために、
        使う方も一部には、
        いる気がします。

        「昔の自分はダメだった」
        「過去の私の写真みて?ひどいでしょ」


        最近の私は、

        どっちでもいい、
        どっちでもいい、
        どうでもいい。

        と思う事が多いのです。


        過去にいろいろあって、
        それを改善したり、
        そこから、離れたりすることも、
        あるかもしれないよね。

        でも、
        あんまり、そのひとが、
        過去の自分をいじめてるのをみると、
        わたしまで、むねが、いたくなる。


        そのころも、きみはきっと、
        懸命に、生きていたと、おもうから。


        加藤さん>

        というわけで、昔の写真です。
        キャラメルボックスのプロデューサー加藤さんが、
        公演後トークショーのゲストで来てくれた頃のもの。
        あの頃も今も、キャラメルボックスが好き。

        ピアノが弾けない!落ち着かない子供だった僕が、集中力を獲得するまでの長い道のり

        0
          「どうして、わたしは、
          ここに、生きているんだろう?」

          …幼い頃の記憶は、
          そんな、ささやかな疑問と共にある。


          そんな私から、
          今日はちょっとだけ、
          集中力についてのお話しです。


          まずは、昨日のできごとから…

          昨日は、移動用の電子ピアノが届いて、幸せーでした。



          3才から、ピアノを習っていました。

          ただ、
          椅子にじっと座っていることが出来ず、
          ほとんど練習もせず…
          レッスン中も集中できず…

          「音楽の神様に失礼」とか、
          「音楽をもっと愛して」とか、
          「楽譜をちゃんとみなさい」とか、
          言われたりして…、

          ほとんど、うまくいきませんでした。


          そして、やめてしまいました。


          そんな私でしたから…
          保育園でも、
          学校でも、
          バイト先でも、
          職場でも、
          浮いてしまったり、
          することもあったとおもいます。


          そんな症状には、
          時代にそった、
          名前がつくんだと思いますし、
          実際、大人になって、診断もされました。


          でも、私は、
          名前がついたぐらいでは、
          「一生つきあいなさい」と言われたぐらいでは、
          「それは才能です」なんて言われたぐらいでは、


          自身の「なぜ」と、「もしかして」を、
          納得させることができませんでした。


          「なぜ、私は、集中力を保てないんだろう?」
          「もしかして、出来るようになるんじゃないか?」


          脳科学と心理学のアプローチは、
          7年ぐらい、やったと思います。


          演劇メソッドは、
          脳科学や心理学とアプローチが似ているものも多く、
          私自身も、さまざまな事を、現場で実践してきました。


          そのなかで、
          いくつかの事は役にたち、
          今でも、メソッドとして残しているものが複数あります。


          ただ、
          よりよい手法を、
          探し続けてきました。

          次に出会ったのは、
          「身体を整える」というアプローチです。


          食事…
          解毒…
          睡眠…
          服装…
          食器…
          電磁波との付き合い方…
          体の循環…
          呼吸…
          意識の使い方…


          これが、演劇との出会い同様、
          私自身に、新しい世界を教えてくれました。


          身体が変われば世界が変わる。


          生活習慣の改善を通して、
          私が体験した世界は、
          この1日だけでは、上手くかけません。
          (少しずつ書いていきます)

          「おかしくなったんじゃないか」と、
          思った人もいたかもしれません。


          180度生活を変え、
          人との交流も控えめにして、
          自身の体づくりにエネルギーを注ぎ続けました。


          続けていくなかで、
          さまざまな人に、
          「私もやってみたい」
          「ちょっと教えて欲しい」と言っていただき、
          さまざまな場所で、お話するようになりました。


          5年続けてきたころ、
          私は、気づくと、
          落ち着いて、ピアノが弾けるようになりました。
          聴こえ方も、変わりました。


          もしも、あのころ、ピアノが弾けたなら。


          そんな事を思う時も、ありますが、


          でも、そんなことは、
          私が今手にしている世界に比べれば、
          たいしたことではないように思います。


          劇団に入って、びっくりされることの一つに、
          「遅刻や忘れ物、時間を守れない、特有の時間が流れている、など…
          集中力が保てない人が持つ個性について寛容すぎる」
          という事があるかもしれません。

          よくいえば、「ゆるい」。
          わるくいえば…

          えっと、いろんな言い方があるとおもいます。



          「時間を守ろう」ということ、
          「忘れ物をやめよう」ということ、

          「しかたない」ということ、
          「上手くつきあって生きていく」ということ、

          それは、それで、素晴らしいことかもしれません。

          でも、もう少し、
          別の視点で語られる物語があってもいいのではないか。

          別の可能性の、世界があってもいいのではないか。

          そんなことを、思う時があります。


          まだ旅は続いているのですが、
          いまでは、同じように、
          「体を整える」旅を続ける人がたくさんいます。


          わたしは、
          劇団の中や、
          講座などでお話しすることが色々ありますが…

          全ての人が、気をつければいいのに、とか…
          たくさんの人に知らせたいとか…

          思うことは、あまりありません。



          ただ、わたしは、
          未来に、ちいさな、雫を。と思い、
          今日も、旅をつづけます。

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          福岡の劇団ミクロドロップの代表です。

          「からだとこころの扱い方」の探求をしています。


          このブログでは、
          演劇のこと、劇団のこと、
          ゲームや漫画のこと、
          心と体のあつかいかた、
          表現と食事の事などを
          書いています。

           

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